お酒を飲む人は、朝食を抜いてはいけない!
朝食を食べた方が良いのか、完全に抜いても良いのか。これは未だに意見が分かれるところですね。
血糖値において考えると、朝食は食べた方が良いというのが正しい考え方です。空腹時間が長くなるほど、糖質を摂ったときの血糖値の上昇が大きくなって、インスリンが多く分泌され、脂肪が付きやすくなります。
おすもうさんの食事方法を例にするとわかりやすいです。朝、何も食べずに稽古してから、昼にちゃんこをたっぷり食べるというのがおすもうさんの日常ですね。
おすもうさんは脂肪が増えて体が大きくなった方が有利になりますので、敢えていっきに多くの食べ物を摂り、太らせます。これは血糖値を急上昇させることに繋がり、体重を増やすためにはうってつけの方法ですが、ダイエットと健康にとっては最悪の食事法です。
特にお酒飲みの人は、朝食を完全には抜いてはいけません。お酒飲みの人は晩酌で、からだに必要な栄養が不足しやすい状態になっているため、朝食で補う必要があります。
栄養不足で体が飢餓状態と判断すると、血糖値がとても低い状態になります。そのような状態でランチに炭水化物を食べたりすると、低いところから血糖値が激しく上昇し、乱高下することになります。これは痩せにくい身体を作る悪い習慣なので絶対に避けなければなりません。
朝食には、栄養のあるものを少量でも摂るようにすることがダイエットへの近道です。
腸内環境を整えて痩せやすい体になろう!
お酒飲みの人は腸内環境を整える発酵食品や繊維も不足しがちです。意識しないと摂ることができないのが果物と発酵食品です。お酒飲みの人は、朝に季節の果物をひとつでも食べることをおすすめします。
また、洋食ならヨーグルト、和食なら糠漬けや納豆(ご飯は少な目で)、味噌汁などを食べることで、発酵食品を摂ることができます。
朝食を作る時間のない忙しい方には、酵素ドリンクなどがオススメです。私の場合は酵素ドリンクを朝食代わりに飲んで、栄養補給と血糖値の急上昇を抑えるようにしています。朝食の準備の時間が取れないときでも手軽に飲めるので、継続してダイエットに適した腸内環境をキープすることができるのでとても便利です。果物や野菜を買っておく手間も省けます。
また、もし、朝一番に甘いものを食べる方がいますが、これはただちに止めたほうがよいです。
朝は、夕飯から朝食まで食事をしない時間が最も長いため、一日のうちで一番低血糖になっている時間帯です。そこに甘いものを食べると、血糖値が急上昇してインスリンが大量に分泌されることになります。こうした血糖値の急上昇を繰り返していると、脂肪が付きやすいだけではなく、生活習慣病を引き起こす可能性もありますので気を付けましょう。