私は以前、お酒がやめられなくて困っていました。お酒を飲むことが大好きで、毎日といっていいほどビールやワインを飲んでいました(今も飲んでいますが)。
とどまることを知らない体重増加を気にしていた当時の私は、その原因はお酒を飲む習慣にあると思っていました。お酒を断つことが、痩せることの第一条件だと思い込んでいたのです。 けれども、それは大きく間違っていたことに気が付きました。
お酒そのものが悪いわけではない
私は仕事の関係上、飲み会が多い環境にあります。プライベートでも飲むことが好きで、女子会でもついついお酒が飲める場所を選んでしまいます。 太りだしているいることに気づき始めてから、飲むことはやめようやめようと考えながらも、飲むことのやめられなかった私ですが、よくよく考えてみると、ある事に気が付きました。
周りを見渡してみても、お酒だけで太ったという人に、まるで出会ったことがないのです。
ほとんど365日アルコールをのんでいるのに、華奢なスタイルをキープしている人はいくらでもいます。反対に、よく聞く大酒飲みタイプには、かえって細身の人が多いと思います。結局のところ、お酒を飲むから肥満になる、やせられないというのは架空の話だという結論に至りました。
お酒と一緒に食べる食べ物が大問題
お酒のみを摂取して脂肪がつくということは、まずあり得ません。本当にお酒だけを摂取しているのなら、肝臓をおかしくしてしまい、反対に体重が落ちていくのです。あなたがお酒を飲むことで、太っているとしたら、お酒だけでなく食べることのほうに問題があるはずなのです。
お酒を飲んでハッピーになり、知らず知らずに過食することはないですか?お酒を楽しむと理性がなくなり、本能や欲望が解き放たれていきます。そのせいで、元来食べることが好きな人のケースでは、お酒を飲めば飲むだけ、普段は我慢していた食欲にブレーキが効かなくいくのです。
酔っ払ってしまっている人が「全く酔っ払ってないよ」と主張するのと同様で、「そこまで食べてない」と曖昧に応える人に限って、自分自身でも分からないまま、実際的には相当のカロリーを摂取している場合が多々あります。お酒に含まれる糖質は、食品で摂取する糖の分量と比較するとたいしたことはないのです。
仮に糖質無しのお酒を飲んでも、糖質を含むビールや日本酒を飲んでも、お酒のおつまみなどの食品で糖をドッサリ摂取してしまったら、まるっきり無駄になります。 お酒の糖質の分量を心配するぐらいなら、お酒とセットで口にする食べものや、普段の食事に気をつかうのが正解なのです。
やせる為にお酒をやめる必要はない
お酒が好きな人にとって、お酒は心の栄養です。
人が日々を過ごして行くためにはカラダの栄養と心の栄養の二つが必須です。おなかが空いたのとき、何か口に入れたくなる。疲れが出たとき、酸っぱいものが食べたくなる。これは、カラダが求めるカラダの為の栄養です。 一方、心の栄養は、「幸せだな、楽しいな、美味しいな」と心を満足させるための栄養です。
例をあげると、おなかが空いていないのに、やたらにスイーツが食べたくなることがありますよね。甘いものは体にとって必要不可欠な食品というわけではありませんし、太るし、可能だとしたら食べずに済む方がいいと思いますよね。でもそれは、体ではなく、心が欲しているのです。
心の栄養をセーブしてばかりいたら、怒りっぽくなったり、悩んでしまったり落ち込んだりしてしまうでしょう。そんな風にストレスを募らせることで、カラダではなく心ばかりが痩せ細ってしまったら、元気でいられるワケがありません。
あいにく、体が必須とする栄養と心が欲しがる栄養はあまり一致しないのです。この部分が苦しいポイントでしょうが、両方とも健康に生きることを願うなら欠かせない栄養なのです。当然、感情のままに暴飲暴食していたら、カラダはもちろん、心まで太ってしまうので気を付けたいところですが。
飲酒することで一息ついて、「あすからまた頑張ろう!」と思えるなら、それでいいと思います。飲み過ぎは良くないですが、適度に飲んで、食べ物をしっかりコントロールすればお酒を飲んでも問題ないのです。
まとめ
- お酒で太るわけではない。
- 太る原因は食事が大半。
- 日常的にお酒を飲んでも、食事のコントロールで痩せられる。
個人的な話になりますが、私は痩せた今でも、ほとんど毎日のようにお酒を嗜んでいます。最大60キロオーバーまで増えてしまった体重を40キロ台半ばまで減らせたのも、食事のコントロールが特に大事だと知ったおかげです。
そして、痩せた後も、大好きなお酒を飲み続けながら、無理することなく体重をキープできています。
このサイトでは、痩せる過程で得た知識を全部シェアしていこうと思っていますので、参考にしてもらえたら嬉しいです!